House Auction
House Auction
物件
ここ暫く不動産の動きが鈍っている。 この近郊でも
10軒の内、1軒は売りに出ている。
貼り紙で「House Auction」というのが目に付いた。
ハウスをオークションで売りますとは珍しい話だ。
好奇心から行って見る事にした。
12時からオープンハウスです「どうぞお越しください」
「午後2時からオークションを開始致します」との事
でした。
12時半頃に売り出しの家に行って見た。そろそろ人
が集まってきた。 懸命に家を探している人、ご近所
さんで自分の家の価値を比較して見ようとする人、投資
目的の人、私達のようなのは冷やかし者? 30名
くらいのグループとなった。 皆、互いに「いくらで
売れると思う?」こそこそ個人的な意見で内緒話を
していた。
競売者は2時に槌を打って20分程度で売り上げると
宣言をした。 現実的な値段で始めましょうと$185,000
で切り出した。 暫くの間、誰一人として落札を試す
気配が無い。それでは皆、何をしに出て来たのだろう。
その内に少し競り合いが現れて$265,000まで昇った。
まだ30代と見られる女性で幼児を連れていたが、
その彼女が落札した。 私共が本格的に家を購入する
気があったとすればこの値段だと随分お得なショッピ
ングである。 確かに不動産ブーム停滞となっている
今は買い手の市場である。
自分の家を持つという事がアメリカン. ドリーム(夢)
となっており2-3年前まではどこからそんなお金が
出てくるのかと不思議に思うほど加熱していた不動産
ブームではあった。 そうした金額は歴史上最大と
まで行った果てにもう手に負えなくなったのだ。
これ幸いと住宅ローンを楽しんでいた人達にも株の
市場が予測不可能であると同じように悲しい時代が
来た。 借金にお手あげで折角のアメリカン. ドリー
ムの家も売り払って貸家に移るという状態。 投資
の理由で買い込んだ人達も売れない物件をいつまでも
維持していても収入のあても無い。
然し、底まで落ちた昨年から今年に掛けての不動産
マーケットはこれ以上下がる事はなかろう。


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